みなさん、こんにちは
本日はシリーズ「東北のアツい起業家さん、ご紹介!」の第2段をお送りします!!
このシリーズでは、東北やcocolinにゆかりのある起業家の皆様が、アツい志を
持って全力で取り組んでいる事業をご紹介しています。
今回ご紹介するのは、お弁当宅配配達事業を行う
「愛さんさん宅食」の小尾勝吉さんです!!
以前、弊社クラウドファンディングサービス「チャレンジスター」にて、
クラウドファンディングにも挑戦されました。
小尾さんは、震災後に石巻や山元町等でボランティアを行う中で、
ここで困っている人たちの為に、それを解決することを事業として
継続的に行うために起業されました。
この度、塩釜店に続き、新たに石巻店がオープンしました!!
震災によって被災3県の要介護認定者は11万人と震災前に比べ12%も増加(全国平均5%)している一方で、介護従事者不足が広がっています。
さらに今後、介護医療保険の削減策によって在宅介護が推進される中、過疎地に
おける介護のあり方は大きな社会問題となっています。
このような状況の中、小尾さんは配食サービスおよび障がい者就労継続支援を
通じて、事業として継続的に地域に貢献する仕組みを創ろうと奮闘していらっしゃいます。
そう、「愛さんさん宅食」は単なるお弁当屋さんではありません。
病気・噛む力に合わせた食事の提供や、訪問時の状況を離れた家族およびケア
マネジャーに報告する等、地域の介護パートナーの一員としても貢献しています。
『ヘルシー健康弁当』
(塩分約2~3g、ご飯一善と合わせても約500kcalだそうです!)
また、2号店のある石巻は、地域として障碍者の一般就労への受け皿が少ないことが課題となっています。
そこで、愛さんさん宅食の調理部門では障碍者さんを積極的に採用し、
働く場を通じた自立支援を行っています。
障碍者さん約20名を直接雇用する形で受け入れ、働く喜びと自立した日常生活又は社会生活を営むことができる十分な収入を提供し、一般就労への移行の支援も
していらっしゃいます。
さらに、お弁当の配達員さん(ふれあいさん)は、仮設住宅の方やシニア層を
積極的に採用していらっしゃいます。
1店舗目の塩竃センターのふれあいさんの平均年齢はなんと、65歳だそうです!!
小尾さんと、ふれあいさんとして働く皆さん
小尾さんは、なぜ宅食事業に取り組んでいらっしゃるのでしょうか。
その答えは、小尾さんの原体験にありました。
私の母親は晩年、介護状態となり点滴生活が続き、腸閉塞を患い口から物を食べられなくなってから、見る見る内に衰弱していくのを目の当たりにし、自分自身の不甲斐なさを悔やんでおりました。
「病気や噛む力に合わせた食事を提供することができれば、もっともっと明日に繋がる命があるのではないか。」
これが私の根幹にある思いです。
(小尾さん談/チャレンジスタープロジェクトページより抜粋)
利用者ひとりひとりに寄り添った宅食サービスと、地域に求められている雇用の場を提供することで被災地に光をもたらす小尾さんの事業。
東北を変える小尾さんの挑戦を、私たちは全力で応援しています!!
(インターン西澤)
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